リビング

昨日、仕事から帰るのが遅くなった。

旦那も帰っていなかった。

真っ先に子供達のところへ向かった。

 

リビングのドアを開けるとお父さんとお母さんがいた。

一瞬  ”あっ。。。”って思った。

まだ病気のことははっきり聞いていないし、両親の顔を見るのが怖かったし。

でも朝、仕事へ行く前に駐車場でお父さんを見かけていたのと気持ちが落ち着いていたから普通にリビングへ入った。

 

子供達はお風呂に入っていたからいなかった。

当然この3人だから会話はいきなり病気の話になった。

でも内容を聞いて納得もしたし、支えるしかないと思った。

私にできることは協力しようと。

それは人からの信用を失おうと、金銭面の不安がつきまとおうと私は両親を見守るし支える。

それが親子であって恩返し。

なんとしてでも全力で支えてバックアップする。

 

お父さんは病気の話をして自分の部屋へ行った。

お母さんと2人きりになった。

お母さんも参ってる様子はもちろん分かっていたし伝わってもきたから何も言わなかった。

ただ言ったのはポジティブな言葉。

それだけでも今の気持ちが楽になるならと思って。

子供の話は喜んでしてくれるお母さん。

お風呂場にいる子供とお父さんが会話しているのがリビングに聞こえてきた。

 

「お母さん、病気になってる場合じゃないよ。

 子供の面倒見てくれないと困るんだよ。

 お父さんとお母さんのおかげで子供達は大きくなったんだから、

 まだまだこれから先も見てくれないと本当に困るんだよ。

 やることはたくさんあるよ。」

 

お母さんは笑っていた。

それだけで良かったし、私も安心した。

でもどこか申し訳ない気持ちもある。

子供の面倒を見るのは大変だから押し付けて仕事してごめんねって。

だからこそ私は支える。

支えるとか言わなくてもやる。

そんな言葉必要ない。

今日もまたリビングへ行かなくちゃ。