憂鬱じゃなかったんだ

彼に会うことが憂鬱なんじゃなかった。

 

本当は寂しいから。

もっと一緒にいたいと思うから。

本当に大好きだから怖い。

帰る日が怖くて、移動時間が切なくて、帰ってきてからの自分の気持ちに耐えられなくて。

離れ離れの辛さを思い知るのが怖くて。

でも、実際会ったらとっても幸せで、心地よくて・・・。

でも、離れなきゃいけなくて。

やりきれない思いが溢れてくる。

涙も出るし、思いも溢れるし、早くいつもの自分に戻りたくても戻れなくて。

何かしようと思っても悲しくて涙が出てできない。

 

楽しかったはずなのに。

幸せだったはずなのに。

嫌なことなんかひとつもなかったのに。

それなのになんで涙が出る?

なんで悲しい?

なんで動けない?

なんで何もできない?

荷物もほどいた。

目のつくところに彼を思い出すものはないのに。

それなのに頭の中がいっぱいで全然ダメ。

 

自分で行く前から憂鬱に思っていただけ。

そうすれば帰りは想定内の悲しみだから。

帰ってからの悲しみも想定内だから。

でも、実際は想定していたよりもはるかにダメージは大きい。

他の男に会うことなんか比べ物にならないぐらい寂しい。

絶望的な気持ちになる。

 

どんなに良い男でも、やっぱり彼にかなわないと思う。

そして彼の代わりになる人なんかは絶対にいない。

それがまた悲しい。

 

自分で悲劇的に思っているだけ。

本当、自分がバカだと思うけどやめられない。

勝手に脳が判断する。

憂鬱って。