どうやら指輪の効果はなくなったみたい。
指輪があってもなくても不安なものは不安だし、
寂しいものは寂しい。
もどかしい気持ちも変わらない。
どんなに身近に彼の存在を感じられるものがあっても不満。
次から次へと欲望が生まれる。
指輪を手に入れたら満足すると思っていた。
でも大間違いだった。
指輪だけじゃ物足りない。
存在自体が欲しい。
指輪なんか幻想だとすら思った。
どんなに高価なものであっても事実は違う。
事実が欲しい。
事実=真実
でも、こんな私は真実があっても信じきれない。
でも証明は欲しい。
どの時点で納得するかは分からないけど、
今まで以上にモヤモヤした気持ちになったのは間違いない。
指輪に期待しすぎていた。
浅はかだった。
指輪が切なすぎる。
私の指で浮いている。
こんな時に限って彼から指輪の写真が送られてくる。
切なくて泣けてくる。
こんな時こそ効力発揮して欲しい。